夜中になると鳴き声や走り回る音が屋根裏からしてくる、という話を聞くことが多いように、害獣は基本的に暖を取ったり危険から身を守るために人目につかない場所に潜んでいることがほとんどです。
糞尿による汚れや臭いなどを被害としてイメージするかもしれませんが、人間の不在時など、チャンスがあればキッチンに侵入して食べ物を荒らしているケースも実際に多く耳にします。
また、害獣はいろいろな菌を保有している恐れがあるので、衛生面からもキッチンへの侵入はなんとか避けたいところです。キッチンへの侵入をできるだけ避けるような工夫について考えてみましょう。
街に出没する害獣はだいたいが雑食の動物
動物には肉食や草食などエサとなる食料の好みがありますが、ネズミ、タヌキ、イタチ、ハクビシン、アライグマなど街で見かける害獣はほとんどが雑食性です。
田畑の作物だけでなく、人間が破棄した食べ物などを食料として暮らしているので、肉でも野菜でも食べられるものなら何でも食べると言われています。
つまり、街に暮らす害獣にとってキッチンは、食料を確保しやすい場所なのです。
冷蔵庫に入れずに保管している食べ物は要注意
害獣がキッチンに侵入してきたとき、どんな食べ物を狙うのか。先にも述べたように、雑食の動物なので食べられるものなら何でも食べるとされています。
つまり、食卓の上などすぐに手に取れる状態のものは手を付けられてしまう可能性が高いです。ここでは、代用的な例を3つご紹介いたします。
1.果物
都市部でもよくみかけるハクビシンは果物を特に好む動物で、果樹園で木に登って作物を荒らしている話もよく聞きます。果物は野菜などよりも柔らかく食べやすいですし、置いているだけでも香りがするので特に害獣を寄せ付けやすくしてしまう恐れがあります。
2.野菜
キュウリ、スイカ、トマトあたりがよく耳にする被害の実例です。アライグマなどはスイカは小さな穴を開けて、そこから中身を器用に手で取り出して食べるときもあります。
3.パン類
あまりイメージにないかもしれませんが、手に取りやすい場所に保管している人も多いので、パン類も被害に遭いやすい食材と言えます。
パンが入っている程度の薄いビニールであれば、害獣は問題なく喰い破ることができてしまいます。食べ散らかした状態で残されていることもあれば、軽いために袋ごと持って行ってしまっていることもあるのです。
キッチンへの侵入を防ぐには
①まずは家自体に寄せ付けない
そもそもキッチンに侵入される前に家に寄り付かれないよう工夫をするのが第一です。食料となるようなもの排除したり、害獣から「ここは安全そうだ」と思われてしないように対策をしましょう。具体的な方法は以下の通りです。
②キッチンに食べ物やゴミを放置しない
今までに宅内へ侵入されている形跡がなくても、周辺で害獣の目撃情報があるような場合には気を付けるに越したことはありません。食卓の上などすぐ手に取れるような場所にあるものは手をつけにくいように管理しておきましょう。
まとめ
害獣は猫に似た顔立ちをしていたり、案外かわいらしい見た目をしているものも多いためか餌付けをしてしまう人もいます。そのため思っている以上に人間の食べ物に慣れているのです。「食べられるものは何でも食べる」ということをぜひ知っていただければと思います。
害獣は外で暮らしていますから当然たくさんの菌やノミ、ダニなどを保有しているので、食べ物を扱うキッチンへはできる限り入ってきてほしくありません。
もし侵入されてしまった場合、業者に駆除を依頼すると糞尿など害獣による被害のあった場所の清掃や消毒もしてもらえます。害獣の生態など知識も豊富ですから、ご家族が心当たりのある場所以外も荒らされていないかもちろん調査をしてくれます。
侵入口となりそうな場所を住宅の小さな隙間までしっかりと確認をし、その後また侵入されることがないよう対策についても相談に乗ってもらえるのも心強いです。
お困りの際は是非一度相談することを検討されてみてはいかがでしょうか。
害獣対策に関する記事はこちら
■電気柵の効果は設置方法で決まります
■害獣駆除では臭いトラブルにもご注意を
■害獣駆除のコツは、相手の弱点を知ること!【害獣の嫌がるものとは】
■屋根裏に動物がいるかも!?害獣が家に棲みつく理由と確実な駆除方法
■家の屋根裏に動物がいるかも!?大きな害獣被害を招く前に対策しよう