ここでは手軽にできるハクビシン対策についてご紹介します。それぞれのポイントで実施できる対策方法について、詳しくご紹介しますので、現在ハクビシンにお悩みの方はご参考にしていただければと思います。
近年住宅街などでも猛威を振るうハクビシンは、一般の方が無断で捕獲や処分を行うことのできない害獣です。日本の鳥獣保護法では、ハクビシンの駆除は市町村区の許可が出ないと実施できないからです。
そこで、対策としては「近づけない」「入らせない」「居座らせない」という3つが重要になってきます。
ハクビシン対策その1・家に近づけない
基本的なことですが、ゴミを放置しないことです。ジュースや調味料の残った缶やペットボトルなど、家や敷地内に少しの間でも置いておかないこと。また、ペットの餌などもこまめに片付けるようにしましょう。
ハクビジンの農作物被害もよく報告されています。畑やお庭で野菜や果物などを育てているところは、収穫したものをその場に残さないようにすることが大切です。とにかく餌場を作らないこと。
もっと念入りに行いたい場合は、忌避剤などを撒くという手もあります。ただ、ペットや小さなお子さんの健康被害、忌避剤の臭いが気になる方も多いと思います。ハクビジンの嫌うハッカは忌避剤の例に挙げられることが多いですが、動物の種類によっては毒になることもあります。
こういったことが気になる方は、専門業者にお願いし、希望を伝えてよく相談しながら行うことをおすすめします。
ハクビシン対策その2・家に入らせない
ハクビジンは夜行性です。日中は暗いところに潜み、眠っています。そのため、天井や軒下、床下に隙間や通路があれば要注意。すぐに塞ぎましょう。また、庭木や自宅のそばに樹木があるところも要注意。枝から天井、屋根に飛び移り、侵入されるケースも。
日頃から剪定などで枝を整えたりして、侵入経路を作らないようにしましょう。敷地の外にある樹木であれば、役所などに相談してみてください。
ハクビシン対策その3・家に居座らせない
ハクビジンが寝床にしている天井裏や軒下、床下に市販されている燻煙剤や忌避剤をつかい追い出す場合が多いです。しかし、こういったものもハクビジンがどこにいるかがわかったうえで使用できるもの。
燻煙剤や忌避剤が届かない場所に逃げられて、そのまま居座られてしまったというケースも。どこにいるかしっかり確認して、追い出し作戦を行いましょう。
まとめ
農作物への被害だけではなく、糞尿などからの臭い被害、さらにはペットなどを傷つけられたというケースも少なくありません。しかし忌避剤や燻煙剤は扱いが難しいです。ハクビジンをはじめとした害獣駆除を完璧に近い形で行いたいという方は、捕獲・駆除できる許可(有害鳥獣捕獲)を持った専門業者に頼ることも検討してください。
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