害獣駆除のプロにご依頼いただければ、特定外来生物の駆除も行ってもらえます。特定外来生物とは、海外が起源の外来種(外来生物)の中でも、生態系や生命、農林水産業への被害を及ぼす恐れのある生物の事を指します。外来生物の中にはペットや実験動物として輸入されるものも多いですが、それらが野に放されたり逃げ出したりしますと、分布を広げる事があります。場合によっては在来種を駆逐してしまう事があるため、特定外来生物は飼育や輸入、運搬や保管まで厳しく制限されているのです。私たちがよく知るアライグマも、元はペットとして輸入されていましたが、現在は特定外来生物に指定されています。
この特定外来生物ですが、鳥獣保護法で捕獲が規制されているものでなければ、誰でも自由に行う事ができます。さらに駆除の確認・認定を受けることでよりスムーズに駆除する事ができ、生きたままの運搬や保管も許可されます。そうして捕獲された外来生物は、適切な方法で処分されることになります。
特定外来生物の駆除はそうでない生物と比較すれば容易に思えますが、実際はあまりお勧めできる作業ではありません。特定外来生物に指定される生物には危険なものも多く、無理に駆除しようとすれば思わぬ反撃を受ける恐れがあります。また、法律によって生きたままの保管や運搬もできないため、仮に捕獲できたとしても処分に困る事でしょう。そのため、このような生物の駆除も害獣駆除業者に依頼するのが一番なのです。