自然が豊かな場所に暮らしている動物も、人間の居住エリアに降りてきますと害獣と認定されてしまう事があります。そんな害獣は戸建住宅に住み着く事もあれば、集合住宅に住み着いてしまうこともあります。そうなってしまいますと、害獣によって隣人トラブルが発生してしまうこともあるのです。具体的には、どのようなトラブルが考えられるのでしょうか。
・害獣による荒らし行為
害獣によっては、人間の出したゴミや、育てている果実などを食い荒らしてしまう事があります。動物たちにとって人間のルールは関係ありませんので、集合住宅の住民たちがルールを守っていてもその場は荒れてしまいます。
・広がる害獣被害
害獣は場所を選ばずに排泄行為を行ってしまいますので、その糞尿や臭いが周囲に広がってしまう事があります。また、同時に害虫を引き寄せたり、病原菌を周囲に蔓延させることがあります。場合によっては、住民がその被害を広げていると誤解されてしまうというケースもあるのです。
・間違った害獣駆除による苦情
害獣といえども、その大半は法律によって保護された動物です。そのため、もしも害獣被害に遭っている場合は追い払うのが一般的な対策です。しかし、その方法を間違えれば人間側に被害が及ぶこともあります。例えば、強烈な光や音が周囲の人を驚かせてしまったり、忌避剤の臭いが周囲に広がったりといったことが考えられます。
このように、集合住宅の場合は害獣がきっかけとなって隣人トラブルが発生する事があります。これを防ぐためには、その集合住宅全体で害獣対策の意識を高め、万が一の時のマニュアルをまとめておくと良いでしょう。そして、害獣駆除業者に依頼して被害の発生を防ぐことが何より大切です。