寒さが強くなり、本格的な冬を感じる頃になってきました。
こんな時期は寒さをしのぐために、家の外に出る機会も減ってきたのではないでしょうか。
それは害獣も同じです。
野山などで暮らしている彼らは洞窟や巣穴を住処にしていますが、より快適さを求めてそこから移動するのは、人が寒さから逃れるのと同じでしょう。
彼らが寒さから逃げ、向かう先は人の家の屋根裏です。
人が近くで暮らしている屋根裏にどうして住み着くのでしょうか。
まず、屋根裏に入る機会を考えてみましょう。そこを部屋にしていたり、収納として利用していない限りは入ることはまずありません。
更に最近の家は断熱性能などの住宅性能が上がっており、雨や雪をしのげるだけでなく快適な温度の中で過ごせます。屋根裏もそうです。
そういった場所を求めるのは害獣だけでなく、害獣が餌とする動物や虫も含まれます。
虫が集まり、それを餌にするネズミ、更にそれを餌にする害獣が集まるのです。
屋根裏で害獣が暮らし始めれば、そこに糞尿がたまります。異臭が起きる上に不衛生ですし、屋根裏の建材を腐食させ、家にダメージも与えてしまいます。屋根裏で害獣が死んでしまうと、死体が腐食して更に異臭や家を腐食させる原因にもなります。
冬ですので、寒くて家から出ない人と害獣が鉢合わせになることもあるかもしれません。その時に噛まれて怪我をしたり、病原菌を移されたりする可能性もあります。
異変に気がついても、もう少し様子を見ようと考えることもあるかもしれませんが、どれだけ被害が出ているのか分かりません。
少しでも異変を感じたら、素早い行動を起こしましょう。