アライグマやイタチなど、害獣としてあまり良いイメージを持っていないという人がいる一方で、ペットなどの愛玩動物として可愛がろうとこれらの動物を飼う人も数多くいます。しかし、ペットとして飼おうとした人々の多くがかなりの確率で飼うことを断念して、近所の公園に捨ててしまったり、保健所に殺処分を求めたりする事例が後を絶ちません。
なぜこのような自体になってしまうのでしょうか、今回はアライグマに焦点を絞って考察してみしょう。
実はアライグマは動物園でも飼育に手を焼くほど世話が大変な動物なのです。まず、その理由として「攻撃性」と「繁殖力」、「高い運動神経」などの問題点があげられています。
アライグマというと、アニメなどの影響と愛くるしい顔立ちから可愛らしい動物だと誤解されている方が多くいらっしゃいますが、本来は攻撃的で気性の荒い動物です。実はアライグマはヒグマやライオンなどと同じ食肉目に分類されており、もし噛まれたらただの擦り傷程度では済まない危険性も持っているのです。
そして、繁殖能力も非常に高く、一度に3頭から6頭の子どもを出産すると言われています。また、運動神経も非常に高いため、動物園などの柵を高く設けても乗り越えてしまったり、隙間から逃げ出してしまうこともあるようです。個人のペットとして飼っている場合は柵を食い破ってしまったというケースも報告されています。
このように、動物の専門家が集まった動物園でも世話に手を焼くアライグマですが、生殖能力が高いため、わりと場所を選ばずに、どこでも生きていくことができます。もし、お家の屋根裏でアライグマなどの害獣を見つけた、ということがありましたら、ぜひ害獣駆除110番までご連絡ください。