日本で数を増やし農作物や住居に被害を与えているアライグマですが、数が増える原因には、天敵となる動物が少ないことも関係しているようです。
アライグマが本来生息していた土地だと、猛禽類やオオカミ・ピューマなどに狩られてしまうこともあるようですが、日本にはそういった動物がいません。
そのため、アライグマの生存を脅かす存在はいないと言われています。あえて言うなら人間により駆除されるくらいです。しかし駆除の方法が指定されていることもありますので、数を大幅に減らすような影響は与えないでしょう。
しかし、アライグマの天敵である猛獣のにおいや鳴き声を使った対策は今でも有効とされています。例えばオオカミの鳴き声を使って驚かせたり、尿のにおいをつけておくことで、そこに近づけなくする効果を期待することができます。
このような対策は、素人でも道具さえあれば行うことができますが、行動範囲などをあらかじめ調べておかなければ、せっかくの対策も無駄になってしまうかもしれません。
より効果の高い対策を考えているのであれば、やはり害獣駆除のプロの意見を聞くことが重要となるでしょう。特にすでにアライグマの目撃情報などがある場合、近隣の状況を観察している恐れもありますので、早めに対策を取っておきたいものです。