屋根裏害獣の基礎知識~イタチ編~

イタチの特徴

イタチは、顔を除く全身の毛色が褐色掛かった茶色。周囲を偵察するために立ち上がることが多いため、その姿が火柱のように見えることから「火立ち(ヒタチ)」がイタチと呼ばれるようになったとも言われています。口元は白く、クリッとした円らな目の周りは黒色と、パンダ同様に愛嬌ある顔が特徴的。全長はアライグマやハクビシンよりも小型で、体長はオス30~40cm、メス20~30cm、体重はオス約450g、メス約150gと、雌雄で体のサイズが大きく異なります。類似した動物にはテンやアナグマ、フェレットなど。見た目が似ていても全く性質は違うので注意が必要です。

習性

その見た目とは相違って性格は凶暴、小型のネズミや鳥はもちろん、時には自分よりも大きな生き物も獲物とし、鋭い歯を使って捕食することがあります。反対にキツネやフクロウ、鷲、鷹など、動きが俊敏な動物が天敵と言われ、数センチの隙間を潜れる柔軟性と、垂直に壁を登ったり地面にトンネルを掘ったりする機動性を活かして敵から逃れる習性があります。

繁殖生態

イタチは沖縄を除く全国各地に分布して繁殖。稀に雑種が生まれることもあるようですが、基本的に日本国内には4種類の在来種がおります。単独生活を基本とし、一か所の個体数は多くはなく、子育てもニホンイタチはメスがするのみ。発情期は1年に1~2回ですが、1度に5頭以上出産し、子イタチも短期間に繁殖力を得ると言われています。

イタチが生息しやすい場所

肉食性が強い雑食であるので、魚や鳥が捕れる池や水辺、河川沿い、湿地帯など、人為が及ばない自然環境が整った場所をはじめ、食べ物が豊富にある民家周辺や水の流れていない人工側溝などを寝床にするなど、近年は都市化の進む人家周りにも生息分布域を拡大してきていると言われています。そのため、空き家でなくとも人が住んでいる家屋に侵入、床下や天井内に営巣するケースも増えています。

イタチによる被害

  • ・夜間、自宅内を走り回られ天井音などの騒音
  • ・屋内、屋外に糞尿を排泄され悪臭
  • ・夜行性ながらも、雨上がりや空腹時などは昼でも出てくるため遭遇し怪我
  • ・人間の出した生ゴミを漁られる
  • ・大切に育てている農作物や家畜、ペットなどへの被害
  • ・ハエやノミ、ダニなどの害虫が大量に発生

このように、見た目によらずイタチの被害は精神的、衛生的、経済的にダメージを与えます。ちなみに、イタチとはイタチ属に分類される肉食哺乳類の総称。日本では在来種4種類のうち特に2種類のイタチ(亜種名:ニホンイタチ、チョウセンイタチ)が有名ですが、都市部における被害の大半がチョウセンイタチによるものと言われています。用心深い上に、一度棲み着いてしまうと自分から自然に出ていくことはない厄介な動物であるため、イタチ駆除をしない限りは、この先もイタチの被害に悩まされ続けることになります。現状におけるイタチの基礎情報をしっかり把握して、イタチを確実に追い払い再発防止に取り組むことが大切になります。

イタチ防除に向けての前準備

調査について

イタチを家の周りで見かけたら、または実際に屋根裏や床下などで見つけたら、すぐにでも防除したいという気持ちもわかりますが、厄介な生き物なだけに、確実に追い払えるよう慎重さを持って取り組みましょう。まずは被害の形態的特徴から、イタチの生態状況を調査することから始めます。

調査方法

  • ・調査機材(カメラやセンサー等)を使って観察を行う
  • ・観察を踏まえ侵入箇所確認及び痕跡確認を行う※体毛や糞、足跡など害獣を特定するものがあれば採取・分析します
  • ・この調査で害獣の正体が概ね判明しますので、次の措置方法を画策していきます。

イタチの駆除と再発リスクの低減

イタチ防除対策の流れ

  1. 調査

  2. 捕獲

  3. 忌避

  4. 遮断

捕獲&追い出し

捕獲器の種類

  • ・捕獲ゲージ巣から出てきたイタチを捕獲するゲージ。パワーフレーム付きのものや捕獲機抑制櫛付きのものを仕掛けるのが理想。
  • ・ドラム型捕獲器網目が無く、イタチも暴れ難い。捕獲ゲージより強度は抜群。

防除の第1ステップは「捕獲」です。巣の出入口に捕獲檻を取り付け、追い出したところを捕獲します。ただ折角罠餌や檻カゴをセットしても、イタチが警戒して出て来なければ意味がありません。従って、煙を焚いて巣から追い出す煙霧剤も捕獲に必要なものの一つです。危険ですので、銃やボウガンなどを使用して追い出すような対応方法は避けましょう。また、万が一罠を逃れた時のために、捕獲状況を考慮して、罠設置付近に2重、3重の措置を講じておくと更に確実です。

寄せ付けない

忌避方法の種類

  • ・嗅覚忌避剤
  • ・フラッシュのような強い光を発する物
  • ・撃退超音波
  • ・イタチが嫌いなものの臭いが付いたもの

捕獲した後の第2ステップとして「再び寄せ付けない」ということが大事です。最近はイタチの弱点を考慮した駆除グッズなども充実していますので、設置場所をよく吟味して置くようにしましょう。右に挙げた以外にも、害獣が好まない香りを発するハーブを植えたり、空間噴霧処理として駆除薬を散布する方法などもありますが、いずれにしても効果が有効な設置期間がありますので注意が必要です。手間なくより確実に忌避を行うなら駆除業者に対処施工をお願いするのも方法です。

侵入口のシャットアウト

防除の第3ステップは「未然に侵入を防ぐ」ことです。イタチはわずか数センチでも潜り込む柔軟性がありますので、侵入口となりそうな箇所は確実に塞ぐことが重要です。板材よりも強度のある金属や金網、または市販されている防獣ネットが有効です。

重点施策箇所

  • ・フェンス:出入り口となるような大きな穴が開いていないか、網目などをよく点検する。
    穴を掘る能力があるのでフェンスと地面との境界部分も注意。
  • ・障害物:木材や不用品などを長期間置いて死角になっている場所に営巣していないかをチェックする。
  • <住宅部分>
    ・床下や屋根裏の換気口を中心に、開口がある部分の劣化などを見ていき、穴が開いている部分は徹底的に閉塞していく。

イタチは、見た目とは裏腹に凶暴、繁殖力もあり、柔軟・機敏で一度棲み着いてしまうと駆除するのは容易でない生き物であるという基礎的知識は得られたところで、イタチ被害の脅威に晒されている方は、すぐにでもイタチからの自衛策を実施することをお勧めします。現状は大丈夫という方でも、巣作りの材料となる針金ハンガーが知らないうちに減っていたり、妙に作物が無くなる、獣臭がする、物音がするなどの異変を少しでも感じたら、調査を依頼してみては如何でしょうか。

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