屋根裏害獣の基礎知識~ハクビシン編~

ハクビシンの特徴

ハクビシンの特徴は、その名の通り「白鼻」の風貌です。幼獣の頃から鼻から頭蓋骨に向かって白い縁取りがあり、耳元まで伸びています。大きさは1メートルにもなる大型害獣で、黒色の短い手足を持っており、発達した丸い指によって電柱すら登れるほど運動能力が高いと言われています。

生態

ハクビシンは外来種説や在来種説など諸説あり、祖先がどこから来たのか未だ判明していません。食事は雑食に分類されていますが、好物は果実などの植物になり、日本全土で農作物の被害が増加していることから有害鳥獣にも指定されています。

繁殖生態

ハクビシンは年中繁殖期で、交尾後に群れ行動をする個体もいますが、基本的には年に一回のみ出産するようです。しかし、寿命が10年以上と長く、出産できるようになる歳も早いのが、生息頭数増大の原因と考えられています。

ハクビシンが発生しやすい場所

ハクビシンの行動特性は夜行性。昼間はねぐらなどの隠れ場所に潜み、夜中に餌場周辺に移動します。行動内容は器用な手足を使って高所にある木の実を食べることから、森林や山間部で生活し樹木の上を住まいとしています。しかし、環境適応能力や学習能力が高いハクビシンは都市部で生き残る知能も持っており、郊外区域だけでなく、都市部での生息数が日本全国で増えています。

屋根裏や天井裏は、本来の隠れ場所によく似た環境となっているので、ハクビシンが営巣しやすい場所の1つに挙げられます。

ハクビシンによる被害

  • 【屋内の被害】
  • ・住宅被害(糞害・建築物被害)
  • ・健康被害(騒音被害・害虫被害)
  • ・ペット被害
  • 【周辺環境への被害】
  • ・農作物被害
  • ・生態系への被害

ハクビシンはねぐらを転々と移動して生活しているため、行動範囲も広くなります。また、運動神経が高く、垂直移動もできるので、電線の上や瓦屋根の上を移動する姿が目撃されています。

そのため、屋根や壁に穴が空いていれば、そこから屋根裏へ侵入され冬ごもりの場所として利用されることがあります。他にも倉庫や空き家などに住み着くことがあります。

住み着いたハクビシンを放置していると、家の骨格にダメージを与えることもありますので、秋過ぎとなる11月頃までに、侵入を予防するための対策をしておくとよいでしょう。すでに営巣されている場合は駆除も視野にいれる必要があります。

ハクビシンの調査

調査について

ハクビシンの早期発見や徹底駆除を行うためには、形跡調査や生態調査が不可欠になります。ハクビシンの目撃情報や生息情報を掴んだ場合には、一度調査を行ってみてください。調査方法は、ハクビシンの生態や習性を活かした夜間撮影や、進入経路の割り出しをパイプや点検口に設置したセンサーカメラで行うモニタリング実施まで、方法は様々あり、糞などの特徴的な痕跡と併せてハクビシンの移動ルートをチェックします。

調査方法

  • ・害獣の種類の特定
  • ・ルート割り出し(進入口・進入経路など)
  • ・糞の有無と量の割り出し(生息規模の判断)
  • ・害虫被害が併発しているかどうか※カメラ操作によって送信されたデータから、上記内容を判断し、被害の大きさやルートを割り出します。

ハクビシンの駆除方法

ハクビシン防除対策の流れ

  1. 調査

  2. 捕獲

  3. 忌避

  4. 遮断

捕獲

捕獲罠などで害獣を捕まえることで、被害を与える害獣を直接駆除することが可能です。もちろん、捕獲は駆除以外にも様々なメリットを得ることができ、生態調査や生息数などを調べる指標にもなります。例えば、栄養状態が悪いハクビシンが捕まったならば、エサを求めて被害を及ぼしたことが分かるでしょう。この捕獲罠の種類は様々で、持ち運びが容易な組立式の罠が現在主流となっています。注意事項としましては、罠をきちんと除去をすることが挙げられます。犬猫などのペットが誤って捕まってしまうことも考えられますので、設置場所やこまめな点検が重要です。

捕獲器の種類

  • ・餌式捕獲器誘引えさを用いて、誘引条件に合った害獣を捕獲するトラップです。ハクビシンは果物を非常に好みますので、主に果実などをえさにします。
  • ・踏板式罠獲物の重さを利用した捕獲用箱わなです。体重の軽いネズミなどには効果が薄いですが、重いハクビシンには有効に作用します。
  • ・扉式罠捕獲箱内部のワイヤーに触れることで、入口の扉が閉まる動物用捕獲罠です。ハクビシンやアライグマなどの力が強い動物にも耐えることが出来るように、改良された駆除罠を使用しましょう。

忌避

ハクビシンが嫌がるもの

  • ・天敵のにおい
  • ・ハクビシン用駆除忌避剤
  • ・威嚇音
  • ・明るい場所
  • ・超音波

学習能力の高いハクビシンは、受けた危害を忘れません。そのため、ハクビシンの苦手な物や嫌いな音を使って忌避効果を付与することが可能です。具体的には燻煙材や臭覚忌避剤などの「におい」、録音した鉄砲や電動ガンなどの発砲音やブザーなどをテープで流す「音声」、対策ライトや駆除超音波などを用いた「知覚」、などが挙げられます。この忌避効果のメリットは予防措置にもなる点で、再発防止対策としても有効になるでしょう。この忌避効果を使って天井裏から追い出すときには、驚いたハクビシンが暴れだす恐れがありますので、安全基準を厳守して、防除計画に沿って使用するようにしましょう。

寄せ付けない

対策場所

  • ・フェンスと地面との隙間
  • ・高さ1.5メートル以下の高所
  • ・地面のくぼみ
  • ・ベランダ下
  • ・配水パイプの隙間
  • ・屋根裏口
  • ・電柱からの配線(電線まわり)

開口場所を完全遮断することで、ハクビシンを防ぐ方法も有効です。この侵入口遮断はハクビシンを寄せ付けないことで、屋内の被害や農作物の被害を防ぐ効果が期待できます。ハクビシンは他の屋根裏害獣と異なり、穴を掘らず壁面や木などを登り、高所を通行する性質があります。そのため、遮断箇所は地上を中心に行ってください。また、材料によっては蹴破られてしまう恐れがありますので、トタン囲いよりは金網やワイヤーメッシュなどの方が有効です。その際には線材間隔が狭いものを使用するようにしましょう。


ハクビシンは年中活動や繁殖が可能で、行動範囲が広いのが特徴です。そのため、個体数が増え、被害が拡大しやすい害獣になります。定期的に害獣の調査を行い、ハクビシンの痕跡を見つけた際には早期対策が重要です。個体数を直接減らす捕獲罠、害獣を寄せ付けない忌避効果、そして内部に入り込ませない遮断、この3つの方法を併用して、害獣被害を防ぎましょう。しかし、これらの方法には共通する弱点があります。ハクビシンの生態や特性を理解しなければ効果的な対策になりえない点です。つまり、生息箇所や侵入経路、苦手な物などを知らなければ完全駆除は難しくなるでしょう。屋根裏害獣駆除業者はハクビシンを良く知っていますので、効果的な対策方法を行うために業者を活用してみてはいかがでしょうか。

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